第二次農業センサス結果
2008.3.9

 2006年末に第二次農業センサスが行われた。センサスの調査は、2.3億戸、40万農業生産経営単位、65万村・4万郷鎮に及び、5億枚の調査票を要した。その結果、中国の農業、農村、農民の発展状況を掌握でき、今後の発展の趨勢がつかめたというが、注目される数字を若干拾ってみよう。
 2006年末の農業生産経営戸は2億戸で、農業従事者は3億4874万人である。農村の常住人口で労動力総資源は5.3億人いて、そのうち従業者は4億7852万人。一、二、三次産業従業者の割合は70.8%、15.6%、13.6%で、第一産業の比重が1996年センサスと比較して5ポイント減少した。即ち、農村に居住して農業以外で稼いでいる人が3割に達した。
 これまで、流動人口(外出従業労働力)は1.4億とか1.5億といわれてきたが、農村戸籍労動力の中で故郷の郷鎮を離れて働いている労働者は1.3億と判明した。正確には1億3181万人で、東部29%、中部37%、西部31%、東北3%という分布状態である。省を跨ぐ移動は全国では49.3%であるが、東部、東北は省内移動が多く(各々81.4%、82.6%)、中部、西部は省外移動が主流を占めている(各々67.6%、59.6%)。
 農村住民の生活状態は顕著に改善された。農村居民者の平均住宅面積は128平方メートルで、99.3%の住戸がマイホームである。そのうち48.6%住戸が水道を使い、60.2%の住戸は炊事に薪を主に使っている。耐久消費財の普及は、100戸当たりでカラーテレビ87.3台、固定電話51.9台、携帯電話69.8台にまでなっている。バイクは都市を上回って38.2台だが、まだパソコン2.2台、生活用自動車3.4台にすぎない。

農村の外出従業労働力
全国 東部地区 中部地区 西部地区 東北地区
外出従業労動力総量(万人) 13181 3846 4918 4035 382
外出従業労動力従業地区構成(%) 郷外県内 19.2 29.9 13.5 15.2 26.9
県外市内 13.8 18.4 9.9 12.4 31.5
市外省内  17.7 33.1 9 12.8 24.2
省外 49.3 18.6 67.6 59.6 17.4
外出従業労動力産業構成(%)   第一次産業 2.8 2.5 2.2 3.6 4.2
  第二次産業 56.7 55.8 57.1 58.4 44.3
  第三次産業 40.5 41.7 40.7 38 51.5




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