第02号 2004.6.1発行 by 中村 公省
    在中国の日系企業数 <目次>へ戻る
 21世紀中国総研の最大の仕事は『中国進出企業一覧』の編集にある。中国にある日系企業を洗い出し、その現況データを一覧表にしてファイルする。全編これ固有名詞と固有数字の塊であって、出資親会社へのアンケート照会の作業は、全く息が抜けない。現在流通している2003―2004年版は、ビジネス拠点7600、現地法人5679社、出資本社2880を収めて、CD-ROM検索ツールを配しているが、次回は果たしてどれほどを収拾しうるか? リニュウアル2005-2006年版の編集作業を開始するにあたって、前途遼遠たる思いをかみしめている。
 2002年末の中国の外資企業登録数は、20万8056社と報告されている(注1)。これが中国における外資企業の実数である。そのうち、日系企業は何社あるかといえば、1万6236社ある。『中国進出企業一覧』2003-2004年版は香港を除くと4864社収録しているから、その補足率は30%にすぎない。
 
外資企業の登記状況
(資料)『中国対外経済年鑑』2003年版
国・地区別外資企業登録状況(2002年) 中国地域別外資企業登録数(2002年)
(資料)『中国対外経済統計年鑑』2003年版
 
 眼前で日本企業の対中投資ブームが続いているのが不気味である。2000年以降、WTO加盟がらみで上昇を続け、2003年は新規契約が3000件を越えた(3250件)。中国経済の高度成長とWTO誓約による2006年まで段階的市場開放を前提にして、自動車をリーディングセクターとする関連企業の投資拡大を見据えると、もっと巨大なピークが来ると予想される。
 『中国進出企業一覧』2005-2006年版は2004年末までの日系企業を対象にする。2002年実数に2003年と2004年の新規案件を加えると、2万3000社ほどになるであろう。この母集団の個々の経営実態をどうやって掴むか? ことは単純で『中国進出企業一覧』編集事業に対する出資各社の御理解と御協力に仰ぐしかないのである。しかし、実際には大変なことで、御理解と御協力は生半可なことで頂戴できないのである。17年間の苦渋の編集作業を振り返って、勇を鼓して、ここに21世紀中国総研事務局員に告ぐ。
 『中国進出企業一覧』2005-2006年版は、日系現地企業1万社を収録するべく奮闘せよ!

注1:20万余の外資企業の実力は半端ではない。中国の工業生産額の4分の1(25.7%)を産出し、貿易の約6割(57.1%)を担っている。

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