第71号 2014.11.05発行 by 中村 公省
    中央紀律検査委員会の特殊用語 <目次>へ戻る
 中共中央の中央紀律検査委員会には特殊用語がある。以下は、21世紀中国総研主席研究員 高橋 博が『中共政権の爛熟。腐敗』のために書いたコラムからの転用である。下図と合わせて、この特殊用語を熟読玩味していただきたい。


生活腐敗
男女間の正当でない関係を指す。
①「生活腐敗」とは情婦〔情夫〕が3人以下の場合を指す。
②「道徳破壊」とは情婦〔情夫〕が3人〔3人を含む〕以上を指す。
③「深刻な道徳破壊」とはさらに周囲に好ましくない影響を及ぼした場合を指す。
幹部が情婦を囲った場合は、党内処分に処せられて終わる。情婦が汚職に関与した場合は、紀律違反の上に法律違反が加わり、紀律・法律違反となる。紀律違反は通常党内処分に留まり、情状によって「警告」、「過失記録」、「降職」、「解任」のいずれかの処分を受ける。

礼金と賄賂
「礼金」は一般に紀律違反の範疇。官僚が職務上の便を利用して、その人の利益を図った場合は「賄賂」と判定される。「賄賂」は依頼を承諾した場合で、「礼金」は依頼を承諾しなかった場合。形式的には「礼金」だが、家族が巨額の金銭を受けている場合には「賄賂」の疑惑が生じる。


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