縄文巨大石棒の謎(第22回)

中村 公省
(東京都町田市在住)

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電子礫・蒼蒼
第99号 2022.06.13
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巨大石棒の謎――6つの仮説
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はじめに

1.巨大石棒儀礼は、どのように行われたか?

(1)巨大な石棒が、竪穴住居内で粉々に破砕されていた
(2)巨大石棒とは何者か、その儀礼・祭祀は?
(3)石棒に随伴して出土した石器、土器の特徴
(4)忠生遺跡D地区の、もう一つの石棒儀礼跡をどう見るか?
(5)この世の家をあの世に送るアイヌの「家送り」
(6)「残存」という宗教学の思考方法



2.忠生遺跡における巨大石棒儀礼に関する仮説

(1)仮説1=忠生遺跡中央墓壙での巨大石棒を使った生者のための儀礼
(2)仮説2=忠生遺跡におけるムラオサ死去に伴うモノ送り儀礼
(3)仮説3=アイヌの死後の世界は、この世とアベコベ・反転した世界である
(4)仮説4=この世からあの世へ、あの世からこの世へ魂が送られる
(5)仮説5=巨大石棒は、あの世におけるムラオサの子づくり儀礼に使われる
(6)仮説6=無頭石棒は子供のチンチンで、夭折した魂をこの世の内で再循環させる


3.アイヌの家送りをモデルとした、この世とあの世

(1)J・バッチェラーの証言――アニミスティックな宗教観
(2)糠送り・家送り風景とカムイの仮装
(3)子供の葬法と孕み女の葬法


4.タイラー「アニミズム」に見る魂の送り

(1)アニミズムとは「霊的存在への信念」、その証拠品は探検家、旅行者、宗教家、商人などの記録に記されている
(2)低級種族は、どのようにしてアニミズムを発見したか?
(3)失われた魂を呼び戻すのは呪術師の仕事である
(4)殉死――妻や従者などを犠牲として捧げ魂をあの世に送る
(5)動物、植物、モノにも魂がある
(6)アミニズムは実証科学によって息絶え絶えだが、キリスト教にもしぶとく残存 している